訓読
こんちには!
りくたろうです!
今回から少し実践的な話になります!
まずは、
訓読
です。
漢文では、
訓読と句法が覚えれたらほぼ8割完成です。
また、
説明や練習が必要なのも訓読と句法です。
なので、
漢文において訓読は基本かつ重要です。
しっかりおさえておきましょう。
漢文とは中国の古文です。
中国と日本の文の語順は違うため、
漢文を日本の語順で読めるようにするためにあるのが、返り点です。
訓読での基本的なルールは3つ。
・漢文は上から下に読む。
・返り点があるときはそのルールに従う。
・複数の返り点がある場合はレ点、一二点、上下点の順で読む。
これだけです。
ひとつ例題を見てみましょう。
一番上の上下点により1番上の「勿」が7番目、
次の一二点により「善小」を先に読み、
「以」が3番目となる。
そのまま上から下に読み進め「而」(注1)が4番目、
次は上下点とレ点が重なっているが、
ルール通り、
複数返り点がある場合はレ点がついている文字から読むので、
「不」と「為」の読む順番を逆にして、
「為不」と先に読んでから、
最後に「勿」に戻る。
(注1)4番目に読む「而」は頻出の置き字です。
置き字は「書かない、読まない!」です。
詳しくはまた後々説明します。
この例からわかるように、
3つの簡単なルールを守れば、
間違った順番で読まなくなるはずです。
また、
ひとつ訓読のときのポイントを紹介すると、
語のかたまりをとらえることです。
例題でいうと、
一二点に挟まれた「善小」をかたまりとし把握しておくことで、
いちいち「善の次は小でその次は一二点があって、、」みたいに
一単語ずつ読まなくてもよくて、
読むスピードも理解のしやすさも上がります。
また、
例題でもわかるように、
上に書いたたった3つのルールを守れば訓読することができます。
このように、
まず今やっている、
学校の授業やテキストの漢文を、
この3つのルールを意識しながら、
訓読していきましょう。
早めに訓読を身につけ、
文がスラスラ読めるようになると、
その後の学習がものすごく楽になります。
今回はここまで!
次のブログも読んでみてください!
ありがとうございました!